院長挨拶

院長挨拶

さくらいクリニック院長 櫻井健世

院長 櫻井健世

  • 日本神経学会 神経内科専門医
  • 日本てんかん学会 てんかん専門医
  • 日本内科学会 内科認定医
    滋賀医科大学 非常勤講師

はじめまして。さくらいクリニック 院長の櫻井健世(さくらいたけよ)です。
私は神経内科の医師で、さくらいクリニックでは主に脳の病気を診療します。

症状を伺い診察をすることで脳の「働きの異常」を調べ、CTやMRI等の画像検査で脳の「形の異常」を調べます。
画像検査について、当院ではCT検査が受けられます。MRIや脳血流シンチについては連携する大きな病院(大津市民病院など)で検査を受けてきていただきます。(脳波は脳の働きを調べる検査です)

さくらいクリニックの治療方針は、患者さんの生活環境や生活リズムに合わせて、患者さんと一緒に病気に向き合う診療を行います。
例えば、同じ目的で飲む薬が、
「一日1回のものと一日2回の薬があるけど…他の薬も一日2回だから一日2回にしたい!」
→そうしましょう、とか。
高齢で高血圧をお持ちの患者さんが、
「血圧を下げないと心臓や血管に負担がかかって心不全や脳出血が心配だけれど、血圧を下げたら失神してしょっちゅう気を失って倒れて怪我をするのも心配…。」
どの程度歩けるか、もの忘れはどうなのか、誰と同居していてトイレや風呂はどうなっているのか等を相談しながら治療方針を決めましょう。 

私は大津市田上の出身で、信州大学医学部を卒業し、初期研修を長野県松本市で修了しました。
ベルリンの壁の崩壊、ルーマニアのチャウシェスクの処刑などをテレビで見た当時思春期の私は「長いようで短い人の一生において何をなすべきか、幸せとはどういうことか」と考えるようになり、高校生のころに、自分のせいではないのに理不尽な目に遭い困っている人々の役に立ちたいという気持ちから医師を目指しました。
今から考えれば、医師以外にもなんと多くの生き方でその人たちの役に立つことができることかと当時の自分の視野の狭さに恥ずかしくなりますが、一方ではそのおかげで今の自分があるとも考えます。

初期研修は一心不乱に救急医療に携わりました。初期研修終了後は京都大学神経内科の一員として、京大病院神経内科、大津市民病院、日本赤十字社和歌山医療センター、高槻赤十字病院等で診療してきました。
神経内科医となってからは「生きているということは感情があるということ、患者にとって病気のもたらす不幸とは孤独になること」と考えるようになり、てんかん、パーキンソン病をはじめとする神経難病、脳梗塞、認知症を中心に、病気で苦しんでいる患者さんとご家族の日常生活を底支えすることを意識して医療を行ってきました。

神経内科は脳・脊髄(併せて中枢神経)および末梢神経の疾患を扱います。
具体的な症状としては頭痛、顔や手足に力が入らない、顔や手足のしびれ感、手や足のふるえ・ぴくつき、手や足が勝手に動く、ふらつき、歩行障害、もの忘れ、意識が飛ぶなどがあり、病名では脳梗塞、片頭痛、パーキンソン病、脳炎/髄膜炎、てんかん、認知症、多発性硬化症、視神経脊髄炎、重症筋無力症、ギラン・バレー症候群などがあります。中でも有病率の高い脳梗塞、パーキンソン病、認知症は概して高齢者の病気であり、社会の高齢化に伴う神経内科医の需要は高くなる一方です。

しかし現在滋賀県においては、神経内科の診療所は少なく、大きな病院にいけば神経内科の診療が受けられるが待ち時間が長いという問題があります。

てんかんについては、滋賀県には12名のてんかん専門医が日本てんかん学会に登録されていますが、うち10名は小児科の医師です。残る1名(神経内科医)は基幹病院に登録されています。てんかんは100人に1人がもつめずらしくない病気です。そのため小児科で診られていたてんかん患者が成人になっても診てもらえるところがない、いわゆるトランジションの問題が滋賀県では大変深刻な状況です。
また、60代以降は高齢になるほどてんかんの発症率が上昇すること、アルツハイマー病では発病率が10倍であることや、高齢者てんかんの治療がてんかん発作だけにとどまらないことも課題となることを前提にしますと、今後高齢人口の増加が見込まれる湖南地域において成人のてんかん診療のできる医師が不可欠です。

上記の二点は神経内科専門医ならびにてんかん専門医の診療を提供できる診療所の必要性を明らかにするもので、私がふるさとの大津市に対して大きく貢献できる点であり、またそうしたいと考えています。
大きな病院では手の届かない患者本位のサービスを神経疾患やてんかんで困っている患者に届けたい、私の外来で少しでも幸せをふくらませてもらいたいと考えています。
今までの経験を生かし、「病気で困っている人とそのご家族が、今より少しでも幸せに過ごせるように」という想いをもって、神経内科専門医・てんかん専門医として故郷の大津に恩返しをする気持ちで診療します。
もちろん、風邪や花粉症、発熱、下痢など内科一般の診療も行います。
どうぞ皆様、お気軽に何でもさくらいクリニックにご相談ください。

さくらいクリニック院長 櫻井健世

CLINIC INFO

滋賀県大津市 脳神経内科・内科 さくらいクリニック

クリニック所在地

〒520-0832
滋賀県大津市粟津町2-65
第2久下ビル1F

TEL.077-511-9119

  • JR琵琶湖線 石山駅より徒歩3分
  • 国道一号線沿い、東レの向かい
    むらさき色の看板が目印
  • 駐車場8台

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主な診療内容

  • てんかん
  • パーキンソン病
  • 頭痛
  • 脳卒中(脳出血や脳梗塞)
  • ものわすれ
  • 神経難病
  • 高血圧、脂質異常症等
  • 生活習慣病の予防・治療
  • 内科疾患一般の診療

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滋賀県大津市 訪問看護ステーションつばめ


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