しびれ感
「しびれ感」とは
「しびれ」は、脳が侵されることで起こる場合もあれば、脊髄が障害されて起こる場合、あるいは脊髄から出て手足の筋肉や皮膚など全身に分布する末梢神経の病気で起こることもあります。
侵される部位によって病気の原因は実に様々です。
急にしびれが起こったか、じわじわといつの間にか起こってきたかによっても病気の原因は異なります。
また、内科の病気に伴って「しびれ」が起こることもよくあります。
例えば、糖尿病では末梢神経障害を起こしやすく、いつの間にかジンジンとした「しびれ」が起こったり、急に痛みを伴って運動麻痺が起こることもあります。
脊椎の病気である椎間板ヘルニアや変形性脊椎症でも、脊髄や脊髄から末梢神経が出るところ(神経根)で圧迫を起こしやすく、よく「しびれ」がみられます。脳卒中でも「しびれ」はよく出ます。
このように「しびれ」の原因は実に様々ですから、
「しびれ」が出たら、安易に放置しないで神経内科を受診されるのがよいと思います。
治療の流れ
種々の検査で病気の原因がはっきりすることが大部分です。治療は、内科的な治療で済む場合もあれば、時には整形外科や脳外科などでの手術が必要になる場合もあります。このように内科の病気であることも外科の病気であることもありますから、「しびれ」を感じた際には最初の診断は脳神経内科にかかるのがよいでしょう。
